企業アカウント配達員になると報酬は幾らなのか?
時給換算で幾らなのか?
どのような稼働スタイルになるのか?
考察していきます。
まず、こちらを参考にさせて頂きます。
富山のUberEats企業アカウント法人様。


委託の場合は1日12時間の稼働ですね。
アルバイトの場合、週40時間以内の勤務で、4時間・8時間・12時間のコースを選べます。

企業アカウント配達員の月収は幾らなのか?
委託で働く男性の場合。
日給1万4,000円、30日間➡月収42万円
月収は42万円だ!
時給換算で幾らなのか?
ここで、1ヵ月の稼働時間を計算しよう(労働時間、拘束時間)
12時間×30日=360時間
時給の計算
420,000円÷360時間=1,166円
なんと、1時間当たりの報酬金額は1,166円となりました。
時給としては安いですね。
しかし、個人事業主委託としての純利益はここから更に経費を引かなければならないのだ。
車両持ち込みで考えてみます。
まずガソリン代だ。
自分の経験として軽貨物のアカウントで1件走ると6kmくらいです。
富山の稼働を12時間くらいした場合、ガソリン代は概算で1,500円~2,000円くらいです。
1日25件配達。1件6Km走行。燃費15Km/L。ガソリン価格160円。
25件×6Km=150Km
150Km÷15Km=10L
10L×160円=1,600円
1日のガソリン代は1,600円。
1ヶ月のガソリン代は48,000円としましょう。
12時間で150Kmくらい走りますので、1ヵ月の走行距離は4,500Kmになります。
1ヶ月毎にエンジンオイル交換しなければならないですね。
1ヶ月のエンジンオイル代は2,000円とします。
1ヶ月の経費は50,000円となりました。
42万円の報酬から5万円の経費を引いた分が純利益となります。
ここで初めて本当の時給額が分かります。
42万円-5万円=37万円
37万円÷360時間=1,027円
な、な、なんと、
時給1027円となりました。
コンビニアルバイトの時給と同じくらいになってしまいましたね・・・
車両持ち込みの場合、車検代・自動車損害賠償保険・任意保険代など掛かります。
それらを考慮した場合、時給1,000円を下回るのは明らかです。
確かに、1ヶ月に得られる報酬金額は多いです。
しかし時給換算すると1,000円にもならないんですよね。
どのような稼働スタイルになるのか?
ここまで分かったら、企業アカウント配達員の取る行動が分かってしまいます。
彼らは極力配達しないようになるんです。
まず、鳴り易い場所から遠く離れます。いわゆる僻地で待機するようになります。
僻地で待機してもペナルティーにはなりません。
事実、富山駅周辺の鳴りやすい場所で待機している企業アカウントを見かけることはありません。
待機場所はUberEatsエリアの端っこになります。
さらに、注文が入ってもすぐにはピックに行かない。
とりあえず急がない。
極力、働かないようにする。ガソリンを使わないようにします。
このようになってしまうんですね~
あなたは、個人で稼働して積極的に歩合を上げる派になりたいですか?
それとも、企業アカウントでだらだら稼働して固定収入を得たい派ですか?
