UberEatsの配達料金300円の賛否について考える。

ここ最近、UberEatsの配達料金が300円ばかりになっている都市エリアがTwitterで報告されている。

配達自体は誰でも出来る業務のため300円でも致し方ない諭と、300円は安すぎる諭がある。

UberEatsサポートに電話して怒りまくっている人が多数いて、その行為にも賛否が分かれているようだ。

僕は、UberEatsが富山で300円均一にしても怒りはしない派である。

 

世の中の価格は自由競争によって決められている。

高すぎても問題ないし、安すぎても問題ない。

消費者としては、物が安く売られていたら喜んで買うくせに、高ければ買わない。

当たり前の行為だよな。

つまりそういうこと。

嫌なら買わない。

 

いやなら配達を請け負わない。

それだけ。

 

価格において納得のいかない人は、正義感が強すぎるか、こうあるべき諭を重んじる人なのか。

多分、会社の仕事などにおいて見積書を出したり、取引先と金額の折衝をしたことが無いのだろうな。

見積書は値切られるのを前提で高めにしておくのは普通の出来事。

年度の更新で納入品の価格改訂なんかは、取引先との戦いなんよね。

僕は先輩が作った価格改定のシナリオを元にエクセルで打ち込む業務をしていた。

取引先の担当者と価格改定の金額が折り合わず、協議は何度も繰り返された。

最終的には4~5回目くらいで折り合いが付くというのが毎年3月の事だった。

嫌なら、その取引先を切ってしまえば良いのだが、こちらも向こうも継続して取引したいのである。

ネックは、向こうの購買部の上司なわけだ。

だから、こちらとしては向こうの折衝係の担当者と密かに談合する形になる。

向こうの上司を納得させるために、またシナリオを作るのだ。

A商品を大幅に値下げして安く見せかけ、Z商品はほとんど値引かないという具合に。

商品バリエーションが何百種類もあったので、うまくやることが出来た。

とにかく値決めっていうのは難しくて、本当にブチ切れたら取引停止もやむを得ないのである。

 

僕の配達報酬300円問題の結論は、「無理なら辞める」「無理なら辞めろ」ということである。