取り敢えず年収400万円とさせていただいた。
ここで勘違いして欲しくないのが、UberEatsアプリで表示される金額は、
「売り上げ金額」である。
稼働する為に掛かった経費をあとから引いたものが、純利益になる。
最終的には経費もプラスして考えなくてはならない。
個人事業としてやるなら、売り上げよりも純利益を意識しなければならない。
会社員の月給30万円とUberEatsの売上金30万円と比較した時、実は全く違ってきます。
「UberEatsで30万円」って凄そうに見えるかもしれませんが、あくまで「売上金」なので全然大したことありません。
会社員の月給30万円はやっぱり凄いですよ。
ボーナスが加算されますし。基本的に経費はありませんからね。
軽貨物に1ヵ月に掛かる経費を見てみよう。
①ガソリン 50,000円
②エンジンオイル 2,000円
③任意保険 14,000円
④タイヤ 3,000円(1/12ヵ月)
⑤車検代 5,000円(1/24ヵ月)
⑥税金 分からん(1/12ヵ月)
合計 72,000円
1か月あたりの純利益をもとめる
まず、1ヵ月の純利益金額は、4,000,000円÷12ヵ月だから
1ヵ月あたり333,333円
1ヵ月あたりの売上金をもとめる
経費+純利益=稼がなければならない売り上げ金額、となる。
経費72,000円+純利益333,000円+=405,000円
1ヵ月のの売上金は、40万円は必要だ。
1週間の売上金をもとめる
UberEatsの売り上げ集計は1週間で区切りになっている。
400,000円×12ヵ月=4,800,000円
4,800,000円÷365日=13,150円
この13,150円に7日を掛けたものが1週間の売り上げになる。
92,054円
1週間で92,000円の売り上げがあれば年収400万円ということになるのだな。
UberEats富山で考える
現在、日跨ぎクエストのミッションが月曜日から木曜日で、これを考慮して1週間の売り上げ金額をまずは算出しなければならない。
富山の日跨ぎクエストの上位金額は合計17,400円となっている。
92,054円-17,400円=74,654円
74,654円
この金額がベースとなる金額だ。
UberEatsフリートの金額もこれと同じである。
1日当たりの稼働時間をもとめる
まずは、その都市の時給を把握しよう。
その都市のスペックや個人の稼働スタイルで平均時給は変わってくると思う。
ここでは、UberEatsフリートを使用する。
フリートでは日跨ぎクエスト金額を含んでいないデータなのだ。
1週間連続、つまり365日連続稼働した場合
時給1,200円の場合
74,654円÷7日÷1,200円=8.9時間稼働
時給1,300円の場合
74,654円÷7日÷1,300円=8.2時間稼働
時給1,500円の場合
74,654円÷7日÷1,500円=7.1時間稼働
365日連続稼働はブラック労働で、あまり現実的ではないですね。
1週間で6日稼働した場合
時給1,200円の場合
74,654円÷6日÷1,200円=10.3時間稼働
時給1,300円の場合
74,654円÷6日÷1,300円=9.57時間稼働
時給1,500円の場合
74,654円÷6日÷1,500円=8.3時間稼働
現実的な稼働時間になってきましたが、一般的な会社員より休日が圧倒的に少ないですね。
稼働日数312日 年間休日53日 残業1.5時間ほど
まだまだブラック労働ですね。
1週間で5日稼働した場合
時給1,200円の場合
74,654円÷5日÷1,200円=12.5時間稼働
時給1,300円の場合
74,654円÷5日÷1,300円=11.5時間稼働
時給1,500円の場合
74,654円÷5日÷1,500円=10時間稼働
稼働日数260日 年間休日105日 残業3.5時間ほど
年間休日は確保できましたが、残業3.5時間ほどですね。
まとめ
時給1,500円以上の都市、または稼働スタイルならば、軽貨物車で年収400万円を狙えるということですね。
時給1,200円以下だとブラック労働になり、趣味や余暇の時間が無く、人間らしい生活とは言えなくなる可能性があります。
労働対価として、「料理を運ぶ仕事の金額」に落ち着くわけです。
都市間格差は勿論ありますが、時給2,000円の仕事としては存在できなくなるでしょうね。



